小売店やスーパーに行って、何となく目に付く商品はないですか?
この目に付く場所というのが、いわゆる「ゴールデンゾーン」と呼ばれるものです。
このゴールデンゾーン並びにゴールデンアイラインは、スーパー、アパレル、書店、飲食店など
様々な業種業態で取り入れられています。
商品がよく回転している店舗に行くと、棚や平積みされた商品が消費者に向かって、
強く訴えかけてくるような迫力を感じます。
商品が売れて空きスペースができると、奥にある商品は「売れ残り」のように見える為、
補充するなり、陳列面を揃えるだけでも、手が出やすくなるものです。
ただ、このフェースアップという作業は一見簡単そうですが、常にすべての商品に目と手が行き届いていなければならないため、結構難しくどの店舗も大きな課題になっているようです。
基本はお客様の目線で考えること。
お客様から見たらどう思うか? 見やすさ、買いやすさを考えながら品出しすることがポイントなのです。
もうひとつは、日によって陳列の仕方を変えること。
日々のニュースや気温など、同じ条件の日はほぼありません。
ここ数日は、真夏日に近い気温でしたが、これらはあらかじめ気象情報などで案内がされています。 冷たいものを多くするなど、その日にあった最適の売り場を考えることも必要です。
商品陳列は、いわばお店の「演出」です。
販売は、ウェストライン(腰の位置)よりも上の部分、ゴールデンゾーン(目線の高さ)への陳列は基本ですが、消費者の心理に働きかけた「演出」が必要なのです。
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