宿泊ビジネスとツーリズムの微妙な関係 MICEセールス編 2013.06.05

日本のホテルビジネスや旅行業は、観光産業に位置づけられていることが多々あります。

観光庁が発足した際「ニューツーリズム」なる言葉が登場しましたが、この内容については
各分野から様々な意見があり、あいまいな意味で使われているのが現状です。
ただ、今までは対象でなかったビジネス客も含まれるようになったのは確かです。

この場合、ホテルビジネスの中身は、ホテルを手段として利用しているのか、目的として利用しているのか、顧客の利用形態から二分されます。

 

ですが、ホテルや宿泊施設は今後地域活性化や地域振興の先駆的な役割を担うべきものだと思うのです。

実際のところ、地域コミュニティコアとしての役割を求められているにも関わらず、産業分類としては第三次産業サービス業部門で宿泊業、飲食サービス業に位置づけられ、実態に即した位置づけとは大きくかけ離れています。

大きな問題は、ややもすればホスピタリティとホスピタリティ産業が混同されていることでしょう。
海外、特にアメリカやヨーロッパにおいては、ホスピタリティが確立されており、ホスピタリティ産業、ツーリズム産業、トラベル業の関係が明確で、連動した形で、最終的に目指す顧客へとつながっています。(これはホテル業視点による区分けです)

 

この例としては、
 ●ホスピタリティ産業&ツーリズム産業(宿泊業とエージェント)
     ホテルや旅館の宿泊施設、レストラン、会議施設(時間貸し)

 ●ツーリズム産業&トラベル業(エージェントと運送手段)
     バスや電車、飛行機や客船など移動手段を主な機能として捉えている

さて、この中で冒頭に現在ではビジネス客もニューツーリズムに含まれるお話をしました。

このビジネス客という分野に関して、近年導入されているのがMICEセールスです。

このMICEは、「Meeting(会議)」、「Incentive Travel(報奨・研修旅行)」、「Convention(国際会議)」、「Event/Exhibition(イベント、展示会)」の4つの頭文字をとったもので、多くの集客見込みが考えられるビジネスイベントの総称のことをいいます。

MICEセールスは、その国の産業振興にも大きな影響を与えるため、国主導で行われていることが少なくありません。
代表的なものだと、タイはMICEを観光政策の強化分野と位置づけ、MICE産業の振興にかなり力を入れています。

MICEですが、観光というものを自治体単位で動くことができれば、地方都市でも十分に成立します。
何故なら、漁業、農業、商業などと結びつけてニューツーリズムビジネスは成立させることができる可能性に満ち溢れているのです。

 

逆にいえば、観光がない街でも商業に着目すればMICEは成立します。
どの都市にもJAや何らかの団体はあり、各自治体との関係性はそれなりに築かれています。

もっともホテルビジネスの運営手段は、MICEセールスだけではありません。

ホテル・ビジネス運営には、明確なマーケティング戦略が必要なのです。

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