1990年代の初めに、アメリカのノースウェスタン大学教授、ドン・E・シュルツによって提唱されたのが、IMC(Intergrated Marketing Communications) いわゆる総合型マーケティングコミニケーションです。
統合型コミニケーションは、「企業が発信する広告、PR、セールス、プロモーションといったあらゆるマーケティング、コミニケーション活動を、受け手である消費者の視点で再構築し戦略的に統合すべきである」というものです。 ・・・ 簡単に言うと、、今までは顧客が商品を販売する対象であったのに比べ、顧客は商品を形成する根拠として考えましょう、と言うもの。 具体的には、
単純に考えると、これは当たり前のことで、特に目新しいものではないと思われることでしょう。 ですが、実際にIMCがうまく行っている企業はほとんどありません。 良心的な広告を流している企業なのに、製品を買った後問い合わせをしてみたら、不親切な対応にがっかりした経験を持つ人は少なくないはずです。 また、興味のないダイレクト・メールを何度も送りつけられたり、しつこくセールス電話をされたり、セールスマンや店員から、聞きたくもない話を延々とされたことはありませんか? これらはすべて、IMCがうまくいっていない企業の事例です。 |
IMC実践の鍵を2つに絞ってみました。
①マーケット・イン思考で行動しましょう 商品開発から販売、広告に至るまで、すべてを顧客視点で見た時に、最も価値がある形で構築しましょうという考え方です。 セブン・イレブンなどは、これをうまく活用して業界のリーダーとして運営しています。 ②戦略と戦術は統合しましょう これは、コンセプトに一貫性をもたせるということです。 このケース、例を挙げるとキリがありません。
事業者や企業が顧客と接する機会を、ブランド・コンタクトといいます。 事業者や企業は、顧客に対して、戦略的なブランド形成をコントロールすることがブランド戦略となるのですが、この具体的な実践手法には、上記で述べた統合型マーケティングの考え方が必要になってくるのです。 ◆◇◇◆◆◇◇◆◆◇◇◆◆◇◇◆◆◇◇◆◆◇◇◆◆◇◇◆◆◇◇ ~ジャスティスプランニングは神戸、芦屋、大阪を中心に ◆◆◇◇◆◆◇◇◆◆◇◇◆◆◇◇◆◆◇◇◆◆◇◇◆◆◇◇◆◆◇◇ |
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マーケティングコミニケーションの考え方① ~顧客視点への推移 2013.06.18