アパルトヘイト(人種隔離政策)は、人類が犯した大きな過ちの一つです。
長い歴史の中で、南アフリカはこの人種隔離政策に苦しんできました。
あらゆる仕事においても、白人が優遇され非白人(カラード)は虐げられていたのです。
ワイン造りも同様でした。
アパルトヘイト時代、黒人の労働者にはいくら働いてもお金は支給されず、
そのかわりにワインそのものを現物支給されていたのです。
ドップシステムと呼ばれたこの労働報酬は、受け取った黒人労働者が自分で売らなければお金が手に入らず、中には売ることができず飲むことで、身体を壊した人々も沢山いたそうです。
『達成するまで、それは不可能に見える』
ネルソン・マンデラ氏 南アフリカ元大統領の言葉です。
彼は、アパルトヘイト(人種隔離政策)に反対し、27年間の間、国家反逆罪で投獄されました。
そして1990年にようやく釈放され、1993年にノーベル平和賞受賞。
1994年、南アフリカ初の黒人大統領に選出されました。
誰も未来のことは、分かりません。
ですが、1歩を踏み出すことによって道は開けます。
黒人の労働者付きで売買されていたワイン農園も、ネルソン・マンデラ氏を
はじめとする、アパルトヘイト政策に反対する人々によって、変わりはじめ
ました。
南アフリカのワインが世界で注目されるようになったのは1994年から。
この年を境に3年連続で、品評会で金賞を受賞。
そして黒人労働者達自らが運営するワイン、ニュービギニングスを皮切りに
素晴らしいワインが南アフリカで生まれるようになったのです。
中には、フランスの特級クラスのワインに匹敵するレベルのものもあります。
Bouchard FilaysonのTete de Cuveeなどは、その一例です。
特級クラス以外でも、南アフリカのワインは高く評価されています。
写真は、ロバートソン・ワイナリーの白ワイン。
ピノ・グリージョと呼ばれる葡萄から造られた、爽やかですっきりとした
この季節にはピッタリのワインです。
デイリー価格で楽しむことができ、その品質はフランスワインにひけをとりません。
誰が、ここまでの成功を予想していたことでしょう。
彼らが、アパルトヘイトに反対しなければ、
自分達のワインを作ろうとしなければ、今の成功はありませんでした。
それも、成功を約束されたものでもありませんでした。
不可能と思えることでも、はじめの1歩を踏み出すことで世界は変わります。
それが、達成できなくても、失敗したとしても、必ず『何か』が残ります。
『達成するまで、それは不可能に見える』
まずは、行動しましょう!
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