『値下げ』 『値引き』
消費者にとっては、心地良い言葉です。
が、値引きをすることで商品は本来の価値を失い、価格はあっという間に下がっていきます。
その一方で、値引きや値下げは、我先にと商品を求め合うお客様をもたらしてもくれます。
タイトルと矛盾するようですが、値引きや値下げは、物を売るという場面において、
時として非常にありがたい手段にも成り得ます。
言い換えるのであれば、『値下げは、適切な価格で商品を売る為の一つの方法』
ということです。
値下げや値引きを行うということは、商品の価値に焦点をあて、その価値を正しく価格に反映しなおすという事以外の何物でもないのです。
逆に値上げを行い、その価格を維持しようとする場合も、商品の価値をしっかりと見極められていることが前提となります。
問題なのは、どんな値下げにおいても、本来の商品価値を落とすリスクがあり、顧客の質が変動する恐れがあるということ。
実際、国内最大手の不動産会社が行った調査では、元値または元値に近い価格で購入した顧客は、支払い能力も余力があり安定していました。
ですが、大幅な値引き価格で購入した顧客は、支払い審査がギリギリで、最終的に手放すケースが多いという結果が得られました。
これはつまり、値引きや値下げは、結果として、デフレスパイラルならぬ顧客スパイラルが起こるということなのです。
ただ『値下げ』を完全否定はしません。
値下げが、ビジネスにおいて有効な場合もあるのです。
数量値引きなどは、良い例ですね。
また早期特典やシーズンオフの商品を対象にするなど、消費者に説明が
つくものは、メリットのほうが高いでしょう。
売り手は値下げに関して、消費者が納得のいく理由を用意すると同時に、
値下げを行う絶対的な判断基準が必要です。
うまくいけば、消費者はこう思うでしょう。
「たくさん買わなきゃ!」
「今がチャンス!」
でも・・・
もう一度よく考えてください。
『その値下げ、本当に必要ですか?』
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