時を楽しむお酒 ~ ワイン ~ 2013.11.03

勝沼や長野は、ワインの仕込みで大忙しです。
今年は猛暑で、勝沼は初めて40度を越す夏を迎えました。
その為、ギリギリまで畑で熟した葡萄たち。

仕上がりが楽しみです。

 

さて、ワインと言えば『熟成』がよく話題になります。

  1945年のワインは素晴らしい!
  1974年のワインは難しかった・・・
  10年以上熟成したから、ソロソロ・・・
     2年じゃまだまだ寝かさないと・・・

年代であったり、熟成した時間であったり、ワインと時の話題は、
いつの時代も尽きることがありません。

 

写真のワインは、1927年生まれのワイン。
昭和2年ですから、今年で83歳になります。
この年は、リンドバーグが大西洋横断飛行に成功し、上野-浅草間に地下鉄が
開通した年です・・・

80年を経て蔵出しされた為、保存状態も良くまだ酸味もしっかりと
残っていました。
ルイ14世もお気に入りだった、「ベルサイユの花」とも呼ばれたリヴサルト。
あと50年位は十分楽しむことができそうです。

83年という時の流れが、グラスの中で開いていく様子は、
ワインならではの楽しみです。

 

こちらは、つい先日解禁になったイタリア プーリア州の
『ヴィーノ・ノヴェッロ(Vino Novello)』
ノヴェッロと呼ばれる、ボージョレヌーボーのイタリア版です。

南イタリアを代表する名手、コンティ・ゼッカは、プーリアのサレント半島に、公爵として門を構え、500年にわたるワイン造りの歴史を もつ由緒あるワイナリーです。

フレッシュではじける様な心地良い酸味とフレッシュさ、それでいて深みのある
ジャムを思わせる味わいは、楽しくまさに収穫祭!

 

時を経たワインも、時を経ようとしているワインもそれぞれに楽しみや美味しさが
あります。

どちらが良いというわけではなく、楽しみ方は様々で好みも色々あるということ
でしょう。
イタリアやフランス、ニュージランドやカナダなど、創られた国に想いを馳せながら飲むのも楽しいでしょうし、一緒に飲む相手や飲む場所、合わせる料理によってもワインの美味しさが変わります。

温度を変えるだけでも、感じる美味しさは大きく変わって面白いですね。

1948年に発表されて、ロングセラーになっている香水があります。

Nina RicciのL’Air du Temps 『 時の流れ 』 という素敵な名前の香水です。
ルネ・ラリックがデザインした、二羽の鳩をモチーフにしたクリスタルボトルは、
当時のパリを熱狂させたそうです。

香水も、つけた瞬間のトップノートからミドルノート、そして時間を経て漂う
ラストノートといった香りが時間と共に変わる表情も素敵ですね。

時間の流れに任せて、その瞬間を楽しむことができれば
ワインはもっと表情豊かに感じることでしょう。

 

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