基本
この言葉はあらゆる分野で使われている言葉ですが、
本質的な意味で極めることは難しく中々徹底できるものでもありません。
ですが、一見単純に見えるせいか
この基本が大切にされていないようです。
日本において、「基本」という言葉は
教育用語においては基本は広義では知・徳・体という人間形成全般のことで
使われています。
これこそがサービス業においても、本質として常に問われるものです。
企業では、よくマニュアルというものがあります。
このマニュアルこそが、大きな弊害にもなっているのですが
問題はマニュアルが形骸化していることです。
例えば飲食店において、最初にサービスされるものとして
水があります。
「水」を出すことが作業としてなされているか、
おもてなしの最初の入り口として饗応されているかは大きな違いです。
お出しする「水」のグラスが、もし十数万円もするアンティークグラスなら
どう対応されますか?
多くの人が、少なくともそのグラスの扱い方に対しては
気を使うことでしょう。
しかし、サービス業の本質はグラスに向けるのではなく
お客様に対してあるものです。
ワインなどは、それこそ大きな誤解と対応が
サービスする側にもされる側にも生じているようです。
マニュアルが形骸化し「ホスピタリティ」、
「おもてなし」と言う言葉ばかりが先行していることは沢山あります。
「基本」というと、簡単に思えるかも知れませんが
どんな分野においても、プロと呼ばれる人々ほど、この基本を大切にし
繰り返し見直しています。
『その道に入らんと思ふ心こそ
我身ながらの師匠なりけれ』 利休百首 劈頭
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