就活はプレゼンテーション | 株式会社然|食の専門コンサルティング
就活 ~学生と企業の微妙な関係~ 2016.04.17

然では、卸売事業やコンサルティング事業の延長線上で
学生のイベント、就活サポート、進路相談など様々なサポートを行っています。

その中で、よく話をするのが
営業と就活はよく似ているという事。

どちらも、相手の 『YES 』を得られるかどうか、
また、『欲しい!』と思ってもらえるかどうかのプレゼンテーションであるという事です。

ところで、現状の日本における就職状況について考えてみましょう。

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世界的にみても、これほど、ある意味恵まれた環境は類を見ません。
ところが、敢えて言いますが実践レベルのスキルや知識も持ち合わせた学生は、1%もいません。
海外の学生と大きく異なるところです。

そんな、さほど大した知識も専門知識も持ち合わせていない未熟な学生を
これほど大量に採用する国があるでしょうか?

それも、企業だけでなく国も後押しして一丸となってサポートしている日本。
欧米では、奇異に見られている一面です。

さて、実際の就活生の話を聞くと、「就活は大変」など、マイナス意見が多々あります。

この理由をビジネスシーンにあてはめると、どういった事が見えてくるでしょうか。
それは、まず自分という商品を前提にした場合、いわゆる企業マーケティング自体ができていないということです。

私達は、企業の人事面接代行を依頼されることもありますが、
8割以上の人達が、面接先の企業内容を理解しておらず、また自分の特性とのマッチングも出来ていないのです。

考えても見て下さい。
一般的にですが、皆さんが楽器店の営業だとして、
製薬会社に販売訪問して成果を得られやすいでしょうか?

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また、販売品目がフルートやクラリネットなのに、
雅楽を教えている学校に営業に行きますか?

恐らく、まず訪問する企業の内容を調べてから訪問するはずです。
ですが実際のところ、『理解したつもり』と『咀嚼レベルの理解』には程遠い差があります。

例えば、ファミ〇ー・〇ートに面接に来る人の中で、
筆頭株主が誰なのか、それに伴う資本、業務提携の内容や経常利益や労働生産性はどうなのか?
と言ったことを把握している人は、1%もいません。

企業としては、こういった人達には、それなりの対応しかしないということです。

一方で、然がサポートしてきた学生の中には、
「これからはITの時代。 栄養士といえどもプログラミングの知識は必要!」といって
学生時代にしっかりと基礎知識を身に付け、また人脈構築もあらゆる機会を利用し、見事、希望の会社で内定を得ました。

また、ある学生は、「私は30歳までに起業したい。 その為には、何を学べば良いですか?」 という質問攻めをしてきたり、
「ビジネスは消費の現場にあると思います。 だから私は、まず消費者との接点機会が高い企業を選びます」
と、こちらも将来の希望と企業マーケティングをしっかり行い第一志望の内定を得ています。

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日本国内には、法人は約400万社あります。
その中で、大企業と呼ばれる企業は、約0.3%。

さらに、前述に経営内容があらゆる数値面で健全である会社は、さらに限られます。
実際、上場企業でも倒産は過去にいくらでもあるのです。

企業という社会に対して、スキルや知識のない学生が差し出せるものは
『時間』でしかありません。
就職は、企業と人との労働契約、すなわち『人の時間』に対する対価を支払うもの。

最後に、入社して定年まで同じ会社に勤める人は、どの位の割合だと思いますか?
加えて役員まで昇格できる人は、同期の中でせいぜい一人・・・

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さらに低成長期である日本において、
大企業といえども安泰ではありません。

さて、皆さんはどうしますか?

大切なことは、自ら仕事を創りだす意識、ビジネスマン思考を持つことです。
あらゆる未来は、自分自身でしか切り開くことはできないのです。

そして、目に見えるもの、見えないもの、
学生時代こそ、すべてのチャンス(機会)は目の前に!

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