『嵐が来ることは、徴候が目に見えるようになる何時間も前から、嗅覚で分かる。
まず、予測の鼓動が、かすかな振動が、鼻孔に濃縮されることに気付く。
嵐が迫るにつれ鼻孔が広がる~』 (感覚の博物誌より)
上記は、生まれながらに盲目で、耳も聞こえなかったヘレン・ケラーが
書き記したものです。
ヘレン・ケラーは、その著書の中で大人ひとりひとりに区別できる匂いがあると言っていますし、
男性の吐息は女性よりも強く鮮やかで、大きく個人差があるとも言っています。
さて、香り
時代を超えて、医学から始まり、普段の生活や装飾としてなど、様々な形で
人々を魅了してきた香りは、今、様々な分野で取り入れられています。
1995年、日本を代表するホテルである帝国ホテルが上高地につぐホテルを関西に開業しました。
帝国ホテル大阪です。
このホテルは、国内のシティホテルで初めて『香りのおもてなし』として
インペリアルフレグランスとして香りをロビーやチャペルなどに漂わせ、大きな話題となりました。
さて、この香りですが一体どんな効果があるのでしょうか?
1927年、フランスの化学者ガットフォセにより、アロマテラピー(芳香療法)の言葉が世に出ました。
ここから、1986年アメリカのアネットグリーン氏によって提唱されたのが、アロマコロジー。
アロマ(香り)、エコロジー(生態学)、サイコロジー(心理学)から生まれた造語で、香りの生体心理効果を意味しています。
欧米では、ホテルやショッピングモールなどで、
販促効果を促すために、多くの場所でこの『香り』が使用されています。
嗅覚に訴えかけるプロモーションは、香りによって人の本能的な部分を刺激し
購買を促すことのできる五感プロモーションですが、挽きたてのコーヒーの香りや、鰻を焼く匂いや焼き鳥なども
同じプロモーションの一つですね。
こういった食べ物を連想させる香り以外には、こういった使い方もあります。
◇気持ちを明るくしたいとき : マンダリン クローブ
◇怒りを鎮めたいとき : ローズ カモミール イランイラン
◇眠れない夜に : ラベンダー クラリーセージ サンダルウッド
◇記憶力を高めたいとき : ローズマリー タイム クローブ
極一部を書いてみましたが、ラベンダーの香りが鎮静効果をもつとされているものの
ラベンダーの香りに不快感を示す人もいるので、一般的なイメージとして見て頂ければと思います。
BGMをはじめとする音楽や、壁や椅子の色をはじめとする色彩マーケティングなど、
五感プロモーションは、目立たないものの、大きな販促効果をもたらします。
仕事をする場所に、ちょっとした香りを添えてみると、効率が素晴らしくあがるかも知れませんね。
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