以前から、料理をベースにした『ロジカルシンキング』を扱ってきました。
ここで、「ロジカルシンキングは本当に正しいのか?』という問いかけをしたいと思います。
「え、さんざんロジカルシンキングと言ってたくせに!」とおっしゃる方々もいらっしゃるかと思いますが、
だからこそ、尚更この問いかけをする必要があるのです。
皆さんは、MECE (ミーシー)という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
コンサルティング業界では良く使われるのですが、
Mutually Exclusive and Collectively Exhaustiveの略で、「漏れなく、ダブリなく」といった意味です。
さて、この漏れなくダブリなくを基準に、ロジカルシンキングを捉えてみると、
ロジカルシンキングの特徴は、垂直に物事を掘り下げていく思考作業です。
ここで、まず一つ出てくるのがラテラルシンキング。 いわゆる水平思考です。
具体的には、前提を疑い&新しい見方をして +組み合わせるという3つが基本になります。
加えて、とても有用なものがあります。
それは、『オズボーンのチェックリスト法』。
ブレインストーミングなどを生み出した、
アレックス・オズボーン教授が提唱した「オズボーンのチェックリスト法」です。
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1. 他に使い道はないか?(Put to other uses)
そのままで新しい用途はないか?
改造して他の使い道はないか?
違う客層へ提案できないか?
2. 他からアイデアを借りられないか?(Adapt)
何か似たものはないか?
まったく違うカテゴリーからヒントを得られないか?
3. 一部を変更したらどうか?(Modify)
商品の意味を変更したらどうか?
色、動き、音、匂い、様式、型を変化させたらどうか?
4. 大きくできないか?(Magnify)
時間、頻度、強度、高さ、長さ、価値、材料を増大できないか?
5. 小さくできないか?(Minify)
減らす、小さくする、濃縮する、短くする、軽くする、省略する、分割することはできないか?
6. 一部を代用できないか?(Substitute)
人を、ものを、材料を、素材を、製法を、場所を代用できないか?
7. 並び方を変えられないか?(Rearrange)
要素を、型を、レイアウトを、順序を、因果を、ペースを変えられないか?
8. 逆にすることはできないか?(Reverse)
反転、前後転、上下転、左右転させたらどうか?
9. 組み合わせができないか?(Combine)
ユニットを、目的を、主張を、アイデアを組み合わせたらどうか?
さて、どうでしょう?
垂直のロジカルシンキングに加えて水平のラテラルシンキングを併用することで、
ずいぶんと思考が立体的になりました。
最後に加えるのは・・・・
常にアンテナを張っている、皆さん自身の感覚も取り入れましょう。
データー分析も大切ですが、データーという時点で、すでにそれは古いのです。
商品も情報も溢れかえり、企業が発信する情報は
それこそ砂漠の砂一粒というような状況です。
とびきりの個性があってこそ、選んでもらえる!
既存のビジネスの常識にとらわれていては、横並びになるだけで
現状の環境の中で差別化など出来ません。
新しく思ってもらえる事、
新しく感じてもらえる事、
ロジカルもラテラルも大切ですけれど、
最後に必要なエッセンスは、感覚です。
だから、常日頃からあらゆる分野にアンテナを広げ、
直感力も磨きましょう♪
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