薬膳と料理はどう違う? 2017.02.06

ビジネスをする上で、立地環境の考察は欠かせませんが、
日本という視点でこの環境を見てみると、色々な事を考えざるを得ません。

資料は、総務省データーを引用していますが、
平成26年度時点で、65歳以上人口が、年少人口(0歳~14歳)の2倍を超えました。

そして、この差はますます広がっています・・・・
実際、総人口に占める割合は、資料の通りで8人に1人が75歳!という超高齢国家になっているのです。

ここから、様々なビジネス思考の対応が求められますが、
今日の対象は、『健康』=『長寿』というテーマです。

長生きできるようになると、若い頃とは違って、
少しは健康に気を遣う人が多いようです。

実際、ビジネス業界においても栄養補助食品であったり、
高品質食品(オーガニック野菜など)の売上は好調な売上推移をみせています。

その中でも、ここ数年注目されているのが『薬膳』。

薬膳は、中医学理論に基づいて構築された食養生の方法で、
紀元前BC246年~の漢の時代には、すでに薬学専門書である「神農本草経」が書かれていました。

またこれより前の秦の時代(BC770年~BC168年)には、治療効果が見込まれる126種の食材と中薬の記載があります。

細かい説明は省略しますが、個々の症状に応じて様々な食材や食薬を組み合わせて対応するという内容は、現代栄養学においては、まさに分子栄養学に共通するものがあります。

大まかにいうと、今までは40代の男性は○○の栄養価が必要なのでこれだけ食べましょう!」と言ったものが、
40代Aさんは、身長が178cm、体重が69㎏、体質は●●だから、必要な栄養価はこういった食事です。というより具体的な内容であるということです。

実際、医療の現場においても食医療法が取り入れられはじめ、
投薬においても漢方薬が普通に処方されるようになりました。

こういったことで、中医薬膳師や薬膳アドバイザー、薬膳指導員など、薬膳に関する資格がとても人気なのです。

この背景には、前述の高齢化による、アンチエイジングをはじめとする
健康維持、美容、長寿への願望から薬膳をベースにした様々なビジネスが広がっています。

ところで、今、問題になっているのが、
料理に携わっている人をはじめ、薬膳=料理と考えている人があまりにも多い事です。

広義では間違っていないのですが、
料理と違って、薬膳はいかに美味しく作るか!というよりは、
いかに症状を改善できるか!ということを中心に考える為、料理とは異なる考え方になるのです。

写真は春の薬膳という事で、一般的に冬から春にかけては、
気温の影響もあり、気温が上がるにつれて肝機能が活発になってきます。

肝臓は消化を促進させる働きもあるのですが、これを上手く機能させるために、
身体が自然と欲しがる食材を提供しましょう!というものです。

単体で効果が見込めるもの、併せることでより改善が望まれるものなど、
美味しさよりも効果を優先した組み合わせを考えるのが薬膳。

実際、さほど難しいものではなく、
家庭では母親が子供の様子を見ながら、風邪をひけば御粥を作ったり、
りんごを摩り下ろしたりなど、症状に併せて食事を考えるというのは、本来当たり前のことです。

食べるほうも、少し良くなってくると白粥が物足りなくなっって、
味のしっかりしたものが食べたい!などと思うものですが、
それは元々、身体に合わせた食事を優先しているということです。

まだまだ絶対数は少ないのですが、
薬膳に関する国際的な資格である国際薬膳師を取得されている方も増えてきました。

自然な形で、身近な食生活の中から健康を見直していくことができれば、
更なる長寿や健康の未来が広がってくるかもしれません。

いずれにせよ、「食は命を紡ぎ出すかけがえのないもの」。
大切にしたいものですね。

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