様々な事業者の方々とお会いしますが、
必ずと言ってよいほど、話題にのぼるのが『人材』。
そして、その際出てくる言葉の一つが「良い人が来ればねぇ・・・」という内容。
さて、戦国時代最強と言われた甲斐の武田信玄公の言葉に、
「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり」とあります。
実際、IT化路線は無視できないものの、根本的な部分においては
人の力なしでは、どのような事業も成立しません。
そういった点は、『人』こそが組織や企業の基盤とも言えます。
だからこそ、前述した『人』の問題はどの時代においても
大きな課題として取り上げられています。
実際、日本産業訓練協会によると、50年以上も前になる、1966年において既に、
「人材育成を阻害する要因」として、「人を育てるのは自分の仕事ではない」、「教える習慣が身についていない」といった問題提起がなされていたのです。
根本的なことをいうのであれば、『良い人が来れば・・・」と言った考えは捨てるべきです。
『 良い人の基準 』 にもよりますが、一般的に社会で優秀とされる人は、多くの場合
大企業に就職、転職するケースがほとんどであり、よほどの事がない限り、中小企業、個人事業にくることは稀です。
人はそれぞれ育った環境も違えば、考え方、個性も含めて違って当たり前です。
それらを無視した、自分達に都合の良い「良い人が・・」などを期待するより、
自分達の組織やチームに沿った考えを理解、共有してもらい、育ってもらいましょう。
育てるというのではなく、学び方を学んでもらい、育ってもらうのです。
人材の定義ですが、大きく分けると基本的に人材は2つの種類に別れます。
①戦略を練ったり環境を整えたりする頭脳側
②その戦略に沿って物事を実行する現場側
それぞれ求める人材によって、育成方法も変わってきますが
中小企業や個人事業において、多くの場合は②の現場側を求めるケースが多いでしょう。
この時点で雇用した人に対してのアプローチを間違えなければ、
将来的に、中小企業や個人事業であっても、求める「良い人」にも育ってくれる可能性は大いにあるのです。
そして何よりも、誠実で長く続けてくれる人材こそ
組織や企業の発展には欠かせない人材だと思います。
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