愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ。そして聖人は経験から悟る | 株式会社然|食の専門コンサルティング
愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ。そして聖人は経験から悟る 2018.06.04

『Nur ein Idiot glaubt,aus den eigenen Erfahrungen zu lernen.
Ich ziehe es vor,aus den Erfahrungen anderer zu lernen,um von vorneherein eigene Fehler zu vermeiden.』

愚者だけが自分の経験から学ぶと信じている。私はむしろ、最初から自分の誤りを避けるため、他人の経験から学ぶのを好む。

Otto von Bismarck オットー・フォン・ビスマルク

この「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」と述べたのは、
ドイツの名宰相と言われたオットー・ビスマルクということになっていますが、
「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ そして聖人は」という言葉のほうが人々によく知られているかと思います。

個々の経験から導き出された判断に比べると、多くの人々の経験を幅広く集め比較検討し、
客観的な事実として定着したものから判断した方が、間違いは少なくなります。

実際、日本の諺にも『三人寄れば文殊の知恵』と言いますよね。

ただ、個人の経験は、歴史に学ぶことより意味がないのでしょうか?
「賢者は歴史に学ぶ」の意味ですが、ひとつは、先人が犯した失敗の二の舞にならないようにする、ということでしょう。
先人の失敗をきちんと知っていれば、その失敗を避けることができますね。

さて、『聖人は経験から悟る』ですが、よく取り上げられるのが、
中国 明代の思想家 『王陽明』でしょう。

陽明学の始祖でもある、王陽明は自分自身の体験と結果を通じて、
「書物が無くとも、思索を深めることで、人は聖人になることが出来る」と説いています。

実際、王陽明は若い頃に、武芸を学び全てに秀でると同時に、科挙という今の司法試験以上に難しいと言われた試験にも合格し広い知識を得たものの、確固たる判断力を得るまでにいたらず、長く迷い続け納得するに至らなかったそうです。

ところが、「出る杭は打たれる」という形で、
辺境の地に左遷された際、瞑想三昧の生活を送り、「龍場の大悟」と呼ばれる悟りを得たと言われています。

王陽明に限らず、歴史を振り返ってみると、
お釈迦様やイエス・キリスト、マハトマ・ガンジー、そして彼らから学んだ多くの人達も、
瞑想や思索をへて、多くの人々を導いています。

大切な事は、自分の経験を徹底して掘り下げることでしょう。
客観性を伴う思考を如何に掘り下げるか、これが結果を大きく左右します。

『結果を見据えて過程を創る』

これは、このブログでも何度となく取り上げたフレーズですが、
結局のところ、この過程をどのように創るかという、掘り下げ力次第です。

何故かというと、成功する理由は様々ですが、
失敗をする理由は、古今東西、ほぼ似たような事例があります。

コンサルティングにおいて、仮説と検証は欠かせないものですが、
検証段階において失敗する可能性を丁寧に排除することで、成功する確率は各段にあがります。

こういった事は歴史から学ぶことが一番です。そして失敗からは何よりも学べます。

そういった意味では、誰しもが賢者にも聖人にもなれるとも言えるでしょう。

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