つい数年前、人間が行う仕事の約半分が機械に奪われる—そんな衝撃的な予測をしていたのは、
英オックスフォード大学でAI(人工知能)などの研究を行うマイケル・A・オズボーン准教授。
オズボーン氏が、同大学のカール・ベネディクト・フライ研究員と一緒に書いた
『雇用の未来—コンピューター化によって仕事は失われるのか』という論文は、一時期、世界中で話題となり、
今も取り上げれることが多々あります。
しかしあれから4年、既にオズボーン論文はほとんど否定されており、反証論文も出尽くしている状況です。
なぜ、このような事態に陥っているのでしょうか。
意見や見解は、見る視点によって様々な結果に結びつきます。
現実問題として、AIや技術の発達によって、今まで人間がやっていた労働を機械やロボットが肩代わりしてくれる時代が必ずやってくることでしょう。
今でも食器洗浄機やロボット掃除機によって、面倒?な手仕事は世の中から消えつつあります。
また、精密機器などの製造もすでに人の手を離れた仕事の1つで、部品作りなどはすでに自動化されたものも多いですよね。
レオン自動機に代表される、食関係の自動製造機などは世界中から日本が注目されています。
おそらく、人が行う労働が機械によって代わられる事例が増えるに伴い、
「AIに仕事を奪われる」といった悲観論?が出てきたのは当然の事でしょう。
実際、仕事がなくなれば、経済が成り立たず、生活に不安を感じる人達も多くいると思います。
ただ、良く考えて欲しいのです。
「AIに仕事を奪われる!」と考えてしまう理由は、今、皆さんがしている仕事が
AIにとって代わられるようなレベルのものである、と自分自身が考えているからではありませんか?
もう少し言い換えると、「AIによる職の代替=不幸」のロジックを持つ人は、自分の価値をAIと同じレベルに下落させてしまっているとも言えます。
一方、逆の視点から考えれば、
仕事がなくなり「価値を失うこと」を恐れるのではなく、AIを使いこなし「価値を生み出す」と考えればどうでしょう?
終身雇用は死語になり、かねてから弊社では「自分自身で考え、結果を導き出せるビジネスマンたれ!」を共通認識にしていますが、
「価値を失う」ことに思考がいってしまうタイプの人間は、常に「自分自身で考え、結果を導き出せない過去のサラリーマン的思考」状態にいることに気づかれたほうが良いでしょう。
すでに、時代は変化、進化していますが、今後ますますAIなどの進化によって古い社会システムが刷新され、
少し前まで、世の中の人が思っていたような“会社”のありようは明確に失われていくでしょう。
時代に合わせ、つねに変化し続けられることが、これからの時代を生き抜く必須条件になるのです。
考えるべきは未来ではなく、「今」です。
見えない未来など、考えていても仕方がありません。
ある程度、未来を見据えることは必要ですが、本来問うべきものは、「未来」ではなく、「今」であり、
その為に「今自分が何をすべきか」ということです。
『未来を語る前に、今の現実を知らなければならない。現実からしかスタートできないからである』
by Peter Ferdinand Drucker
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