All roads lead to RONGO   ~すべての道は論語に通ず~ 2019.12.01

師走も間近。今年も終わりが近づいてきました。
一年を振り返り、皆さんにとってどういった一年であったでしょう?

さて、『 論語 』

誰しも、読んだことがないにしても、一度はこの言葉を聞いたことはあるでしょう。



『論語』は中国の春秋時代末期に活躍した孔子と、その弟子たちの言行録で、
その卓越した内容から後世、中国や日本はもとより東南アジアを中心に世界中に大きな影響を及ぼしていきました。

実際、現代においても欧米を中心に様々な新しいとされる学説やビジネス本が次々と入ってきます。
でも、その新しさは良くよく見ると本質は新しくはありません。(技術的なものではなく、根本的なもの)

すでに東洋で数千年も前に言われていた事と全く変わらない物事を、
言葉の言い回しを環境に合わせて上手く言い換えているに過ぎないものがとても多いのです。

ただ、誰が読んでも漢語・漢文自体に多義的な解釈を許す余地があるので、表面的なものしか捉えられないと、
大きな誤解を生むことにもなりかねません。

これだけ時代を超えて読み継がれている理由として、
書かれていることは、どれも真っ当な事で、「人を思いやること(仁)」と「学ぶこと(智)」 「年上を敬うこと(礼)」
「仁」、「智」、「礼」といった誰しもが納得せざると得ないことが書かれています。

これらが単なる表面的な文字通りでないことは、貝塚茂樹氏責任編集の平易な訳になる
「日本の名著 13『伊藤仁斎』」(中央公論社)所収の『論語古義』をお読み頂ければお分かりになることでしょう。
逐条的に仁斎の懇篤な解説があり、『論語』をしかるべく理解するには恰好な本だと思います。



さて、例を挙げてみましょう。

ビジネスに携わるものとして、特に起業を志している方、すでに起業されている方にとって
志の立て方は大切なものでしょう。会社の理念も同じですね。

 子曰、
 吾十有五而志于学 (私は十五歳のとき学問に志を立てた)
 三十而立     (三十歳になって、その基礎ができて自立できるようになった)
 四十而不惑    (四十歳になると、心に迷うことがなくなった)
 五十而知天命   (五十歳になって、天が自分に与えた使命が自覚できた)

若いうちにはありがちなことですが、成果を焦って大局を見る事を忘れ、
目先の出来事にこだわっては、わずかな成功に満足し、
それほどでもない失敗に落胆する・・・・

信念が固まらず、大局を見る見識もなければ、失望や落胆にかられて進むことさえままならなくなるでしょう。
そして、あてどなくウロウロすることになり年月だけが過ぎる・・・
もともと人間には、こういった欠点が誰しもあるようです。



知識偏重な場合は、実社会との違いにとまどい、
事前にいくら知ったつもりで備えをしても、不意をつかれることは沢山あります。

本当の意味での「立志」とは、
身の程を知り、自分の素質にかない、才能にふさわしいものを見つけた時でしょう。

だからこそ、先人の知恵に学ぶことが大切なのです。
特に、失敗を教訓にすることこそ何より大事なことでしょう。

夢のような成功事例を掲げたセミナー事業は後をたちません。
多くの人は、根拠のない夢物語に酔いしれ、自分を見失い彷徨い続けることになります。

一年を振り返り、自分自身を見つめなおす為に、
物事の根本を見据え、ぶれる事のない道を見定める為に、
今一度、「論語」を紐解いては如何でしょうか。

新一万円札の顔にもなり、2021年度NHK大河ドラマ『青天を衝け」の主人公にもなっている、
日本 実業界の父 渋沢栄一氏の著書 「論語と算盤」は特にお勧めです。




 

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