経営に専門知識は本当に必要なのか?? 2020.02.01
経営するには専門知識が欠かせない!
専門知識、技術が卓越していれば、ビジネスには有利だ!

こんな話を良く聞きます。
たしかに専門知識や技術があるのこしたことはありません。

ですが、専門知識がなければ、そのビジネスの経営は出来ないのでしょうか?
全くもってそんな事はありません。



コンサルティングファームが良い例です。
外資系コンサルティングファームを含め、経営に関する部分において
例えば医学の知識がなくても、医療法人のコンサルティングをしているケースは多々ありますし、
自動車会社や商社、ホテルなどへのコンサルティング会社は、それらを専門にしていないケースは数多くあります。

では、経営において求められる必要なものとは何か?

専門外の経営トップを歴任した経済人も日本は勿論、世界には多々いらっしゃいますが、
彼ら経営人が口を揃えて、必要である!というのは『リベラルアーツ』

今は変革の激しい時代です。
テクノロジーの進化や社会構造の変化、地球環境問題、さまざまな要因で、
今までのビジネスのやり方が時代に合わなくなって価値を失いつつあります。

そんな中でビジネスパーソンや経営者の思考や行動は、常にアップデートしなければ対応できません。
かと言って、すぐに役立つスキルやノウハウは時代の流れが早い今、すぐに役立たなくなるスパンも早く、自転車操業になりかねません。



大切な事は、多くの違う視点を持つことができるか、ということです。

違う視点に立つ選択肢が多ければ多いほど、新しいことが生み出されるのです。
でも選択肢がないと、情報に振り回され、
今本当に何が起きているのか? その今にどう対応していけばいいのか? 
それがわからなくなる事が多々あります。

一つ確認ですが、『リベラルアーツ』は日本語でのいわゆる一般教養ではないのです。
最近ではリベラルアーツを看板に掲げる大学も多いのですが、欧米の学問体系とは大きく異なります。

リベラルアーツ(英:liberal arts)とは、
自由7科(文法、修辞、論理、算術、幾何、天文、音楽)を基本とする「人を自由にする学問」を意味します。

その歴史は、古代ギリシャにまでさかのぼり、現在リベラルアーツが学ばれているアメリカのリベラルアーツカレッジでは、少人数制による基礎的な教養と論理的思考力の習得をメインとしています。

ここでのポイントは、欧米の学問体系は大きく2つに分かれていること。
ひとつは art、もうひとつは science
art が日本でいう「文系」であり、science が「理系」と考えても構いませんが、
その本質はまったく異なります。

なぜなら、キリスト教世界に生きている欧米人にとって、art は「人間がつくったもの」のことを指し、
その科目すべてが ar tとされています。
つまり美術、文学、音楽はもちろん、歴史、哲学も art と解釈されています。

日本では歴史や哲学は入っていないことがほとんどです。
加えて science は、日本ではリベラルアーツとして認識されていないことがほとんどです。

ですが、欧米においては 「神がつくった世界=自然(ネイチャー)」を研究する科目として、
化学や物理学を自然科学といい、経済学や心理学などを社会科学として、リベラルアーツとして捉えているのです。



さて、このリベラルアーツを「個と社会」におきかえて考えてみましょう。

リベラルアーツには大きく2種類が存在します。

  1. 自分に合った専門知識およびスキル
  2. 自分とは専門の異なる他社と協働するスキル

現代社会で何かをなそうとする際に必ず、異分野の人とチームを組んで取り組む必要性が出てきます。
異分野の人がどのような発想を持っているのか、どのような考え方をしているのかを理解しながら、
一緒に働けるキャパシティの幅広さが要求されます。

これは何も経営に限るものではありません。
あらゆる立場や業種業態においても必要でしょう。

製造メーカーと卸売り御者、小売業者はそれぞれ立場が違いますし、当然考え方も異なります。
大きな会社においては、部署ごとの違いによっても同じような事はあるでしょう。

一般社会において、専門的な知識およびスキルに加え、
他社とのコミュニケーションや協働で、考える力が必要不可欠となるのは言うまでもありません。

そうした中で、リベラルアーツという多岐に渡った教養を習得することにより、
社会人に必要とされる応用のきいた力を養うことにもつながります。

欧米では社会に出ても幅広く対応出来るように、
リベラルアーツが教育の一環として、高校や大学などで導入されているケースが特に多いのです。

人材不足の問題に考えた場合、社会的背景・人材マネジメント・人材育成・採用手段、
特定の部署における教育方法・業界・心理コミュニケーションなど、幅広い視点から分析する必要がありますし、
現在の複雑な社会情勢を踏まえ多様な問題を解決するには、幅広い教養・知識が必要になります。

また、「こうあるべき」という確かな答え・正解がない問題が発生した場合、あらゆる問題を受け入れ、
解決に導くことも求められるでしょう。

これが世の中でコンサルティングが必要とされる理由の一つです。
少なくとも、優れたコンサルタントは専門知識を持ち合わせていなくても、
幅広い知識をあらゆるビジネスに応用することができるのです。

同時に、自分の頭でしっかりと考えて本質をとらえられることは、
多様で複雑なビジネスシーンにおいて、必須ともいえる重要なスキルとなるのです。

専門知識はあるにこしたことはありません。ですが、
専門知識がなくとも物事の根本を捉え、多様性に対応できる幅があれば、
経営は実際何の問題もなく対応できるのです。

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