リーダー真価が問われる時 2020.04.17

よくコンサルティングにおいて聞かれることでもあるのですが、
「仕事が出来る出来ないの基準は何ですか?」というものがあります。

このことは、社内においても常々伝えていることでもあるのですが、答えとしては、私はこのように答えています。

「仕事が順調に進んでいる時は、仕事が出来て当たり前。 何かトラブルが起こった際に、
 如何に迅速に適切な判断と対応が出来るかどうか!これを本来の意味での仕事が出来る基準とみなします」



危機こそリーダーの真価が問われる!

さて、内容は少々違いますが、組織においてリーダーとして役割を問われるのであれば、
それは、間違いなく「危機のときこそリーダーの資質が問われる」ということです。

 人によっては、「なんでこんなときに自分がリーダーなんだ」「運が悪い」と感じる人もいるのではないでしょうか?
実際、今回のコロナウイルス問題に際し、そういった意見も結構耳に入ります。

わたし自身は、リーダーは危機のときこそ求められる存在であり、その役割を果たすべきだと考えています。

何事もうまくいっているときには、実はリーダーはそれほど必要とされていません。
リーダーがとやかく言わなくても、現場でうまく回り、業績も順調に伸びていくものです。
ただし、そういう平穏なときでも適切な危機感を持ち、不慮の事態に備えておくのがリーダーと言えるでしょう。

リーダーの役割は、目標を設定し、その方向に向かって組織を変革させていくことに他なりません。
古今東西、危機のときこそ、リーダーが求められ、リーダーの哲学や真価が問われてきました。
常在戦場という言葉がありますが、リーダーこそ、このような気構えを常日頃から持っておく必要があるのです。




何よりもスピード!

危機が起きたときに、リーダーにとってまずもっとも必要なものは何でしょう?

それは「スピード」です。

目の前で交通事故が起きたと想像してみてください。
3秒後に行動するか、30秒後に行動するか、1分後にすべき行動するかで結果は大きく変わります。

危機が起きた場合、スピードが重要であることは古今東西、歴史という事実が示していることでもあるのです。

さて、その際にどんな手順を踏むべきか。

第1


まずは現状把握!

詳細に把握することにあまりこだわらず、大まかに状況を把握すること。
今回のコロナウイルスのような場合、生きるか死ぬかの状況であり、そのときには、なぜ感染が起きたかなどの分析はすぐには必要なく、命を守るために現状を大まかに把握することが大切です。

企業活動で考えた場合も同じで、問題として何が起きているのか、現状の把握に努めることが肝要です。



第2


次の現状が大まかに把握できたならば、周知をし、現状認識を社外及び社内に向けても行うことです。

社外に対しては、何が起きているか、現状を把握して入手した状況を包み隠さず、明らかにすることです。
現状に支障をきたす可能性のあるものや、すでに起こっているトラブルがあれば、きちんと状況を説明し、
そして、今後の対応や手順などについて説明するのです。

社内に対しても同じく現状について共有すると共に、冷静に対処できるよう適切なアナウンスすることが大切です。

今回のコロナウイルスに対する政府の対応を見ていると、
トップがメッセージを発するということに関して後手にまわってしまっている事は明らかであり、
的外れも甚だしいと言えるでしょう。
このような大きな未曽有の危機に対して、誰がこの国のトップであり指揮官であるのか分からない状態は致命的です。

第3


次にリーダーや専門家を集め、情報を分析し、現状を打開する根本的な解決策を探ることが必要になってきます。
トラブルにおける初期段階において、情報が錯綜することも多々あり、それがさらに混乱を大きくしているケースもあります。
緊急時においては、幅広い継続した情報収集とそれらを統制し、コントロールする事が求められるのです。




第4

最後に、状況を逐次報告することが大切です。
予測できない緊急時において、状況は秒進分歩に変化します。
その為に、継続した情報収集は必須で、幹部を含めたリーダーに集約することが必要です。
緊急時における危状況は刻一刻と変化しており、それをつぶさに把握し、できるだけ多く報告することが大切なのです。


すべて自分で行おうとしてはいけない!

 リーダーに伝えたいことが一つあります。

 それは、「自分一人ですべてを解決しようとしてはいけない」ということです。
 リーダーのすべきことは、幹部や専門家を集め、彼らの英知を集め、状況を打開するための道筋を立て、
 それを実行に移すことです。
 多くの人の力を借りた上で、最終的な判断をし、指揮をし、実行に移すことがリーダーの役目です。



 

 危機が起きた場合にリーダーのすべきことは、大まかに状況を把握し、実務の専門家をすぐに集めて改善策、戦略を出し、
 それを実行させる。誰が責任者になり、誰を応援して、どういう救済を行うのか? このような道筋をつける事が第一です。

 状況が刻一刻と変化する中で、戦略を変更することも出てきます。

 全体を把握しながら、それらに対する指示をリーダーは出していくのです。

 企業で危機が起きた場合も、リーダーに求められることはまったく同じです。
 問題が起きたらまずは、すぐに大まかに現状をつかみ、対内外に対してコミニケーションを図る。
 幹部、専門家を通じて、問題を解決する打開策を提示し、実行する。これを1日以内、即時に行う必要があるのです。
 手続きの前例や慣習など、危機に際して意味はないのです。


 

 今回、国家を揺るがすようなこの事態を日本は乗り越えられるのでしょうか?

 海外のメディアでは、日本に対してかなり厳しい見方をしています。 残念なことですが当然のことでしょう。
 これだけの世界的な未曽有の危機にも関わらず、あまりにも遅く、あまりにも的外れであり、
 加えて、民衆も一連の措置により都市部では人の流れが減少したものの、スーパーや商店街などは依然として、
 家族連れでにぎわっているのが現状です。

 必要なのは、民衆を、組織を率いるリーダーなのです。
 前述したことを実行し、進むべき道筋、ビジョンを示すことができる、真のリーダーが求められているのです。

 企業や組織においても、これは同様です。

 現場にはすばらしいリーダーがたくさんいると私は思っています。
 人には知られていない、立派なリーダーは、実際たくさんいらっしゃいます。

  だから、我々の国はこの未曽有の危機に立ち向かえると確信しています。
 組織を、国を導いていく、真のリーダーを心の底から望んでいます。

 


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