組織に属する個人にとって、最も重要なことは、組織に対して価値を提供し続ける事。
社会に属する企業にとって、最も重要なことは、社会に対して価値を提供し続ける事。
当然の事です。
同時に、組織と属する個人、社会と属する企業
これらはそれぞれ表裏一体の関係にあることも事実です。
さてSDGsが注目されているのは、掲げられた17の目標が持続可能な社会をつくる上で
必要な要素が含まれてるのは、それはある意味で「人間の本質的な欲求」ともいえるでしょう。
そんな中、今の時代は一見情報が簡単に手に入る時代になりました。
そして、その多くはわかりやすく、単純化されているものが実に多いと感じます。
実際、新聞が読まれなくなった現在、多くの人が、じっくりと長文を読むようなことも少なくなりました。
長文を読むということは、ポイントを踏まえて全体像の理解が求められます。
もちろんどの時代においてもそうですが、ビジネスにおいて
特に大衆ははわかりやすくしないと、見てもくれません。
ですから、わかりやすくシンプルにすることは大事だと思います。
ですが、それは思考を単純化することとは違います。
シンプルな情報、短い情報に慣れてしまうと、知らず知らずのうちに、
思考も単純になってしまうケースが散見されますが、これは、本当にとても怖いことです。
何故なら、「本質的なもの」を見失ってしまうことにもなるからです。
以前、社内の営業スタッフのトレーニングとして、
日経新聞の社説を要約するというもをしていました。
ですが、あまりの思考力の足りなさに驚きました。
ポイントだけにフォーカスされてしまい、全体像を踏まえて文章を捉えることが出来ていないのです。
おそらくは、現代の環境に慣れ過ぎた結果でもあるのでしょう。
これでは変化の速い現代においてその変化に対応することは到底できません。
一方、根本的な事さえ捉えられていれば、変化に対応することはさほど難しいことではないのです。
弊社ではコンサルティング事業も行っており、
食や農業に関すること中心にはしていますが、時にはジャンル外の問合せを頂くことがあります。
ジャンル外の内容でも、人が構築するビジネスである以上、基本的な事は同じです。
経営者が様々なジャンルの業種業態の経営に対応できることに違いはありません。
もし自分の仕事で行き詰っていることや悩んでいることがあれば、
分かっているつもりでも、自分が携わっている分野の事を深く掘り下げていないかも知れません。
お勧めの方法は、自分が携わっている分野で、きちんと書かれていそうな本を数冊、
できれば5冊程度を、しっかり読み込んでいる事です。
何故なら、まともな本というのは、どんなものでも「体系化」されています。
情報として整理されていて、一定の考え方にそってまとめられている事が多い為、
結構な深い知識が身に付くのです。
普段携わっていて、分かっているつもりの事でも、
じっくり読むことは思考を単純化させないための最適な方法と言えるでしょう。
本をじっくり読むのは、思考を単純化させないために大切なことなのです。
表現は単純にわかりやすく。
でも、思考は深くすること。
存在意義を確固たるものにするためには、
思考を深め、価値を提供し続けることが必要なのです。
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