入社して5年も経過すると、企画やチームリーダーとして、
一定以上責任のある立場で働くことも増えてくるかと思います。
現場で求められることはもちろんですが、いかに当事者意識をもち、
自らの責任において課題解決に取り組むことが出来るかどうかは、トレーニングを行う上でもとても大切です。
実際の現場において、課題を抱えている時に、
自分一人でいくら考えを巡らせてみても解決方法を見いだせないことは度々起こりうることです。
要因としては、過信による思考の壁が挙げられます。
「私は、この業界について十分に理解、調査しているはずだ」
従って
「私はこの事業の課題とその解について考え抜いている」
と過信して思考を止めてしまうのです。
さて、どうすれば良いのでしょうか?
大学の講義などでも、現場においては意味のないケーススタディを行っていることが多々あります。
よくあるのが、自分自身の確固たる考えを持たないままケーススタディを学生に提示し、全く議論を重ねることなく、
学生の意見を聴くだけ、と言ったもの。
明確な核心的なことを言わず、「ケーススタディで学びましょう」と言われたところで、
学生は何も学ぶことができません。
何故ならば、「結果に至る過程(思考の構築)」が問題解決能力として身に付かないからです。
教える側が、評論家では意味がありません。
重要な事は、自分の会社が経営的に危機的状況であると想定した上で、
『自分が社長であればどうするのか?? 私であればこうする!!』ということを、限られた時間の中で、
まずは自分から提示する。
その上で議論をすすめるといった形にしなければ、経験の少ない学生や社員は根拠のない単なる主観でしか
物事を進められなくなります。
実際の経営において、経営トップには、「言い切る」ということが求められます。
常に根拠を示した上で、結論を言い切り、次にどういう行動をとるべきか指し示さなければ経営は出来ません。
この手前で終わっている限り、単なる評論家でしかありません。
限られた時間の中で現実と同じく緊張感を持ち、情報を集め、考え、意志決定を行う。
本来の経営は、常にこうした緊張感にさらされているはずなのです。
ですから、過去の事例を「正解」として学ぶのではなく、
「現実に起きている課題」に取り組むためには、実際のビジネスと同様に自分自身で必要な情報を収集し、
分析して、推敲を重ねることで結論(意思決定)を導き出す必要があるのです。
こうした、考えを深め思考を掘り下げて、解=可能性を未知数に進化させた発展性のある学びこそが、
現実の変化の激しい社会においても対処できるようになります。
結果を見据えて過程をどのように構築するか!
30代前半までに、この基本をしっかりと造りあげましょう!
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