心を込めた手料理には、時に言葉よりも深く
「 想い 」を伝えてくれる不思議な力が宿るのかもしれない。
久しぶりに読み返した・・バベットの晩餐会~
「愛と哀しみの果て」、で有名なデンマークの作家、イサク・ディーネセンの作品です。
1987年に映画公開され、同年のアカデミー賞も受賞している秀逸な作品。
この映画は、革命によってパリを追われた女性コックのバベットが、
自分をかくまってくれる年寄りの姉妹の為に、フランス料理をふるまうというお話。
素朴な肉とスープと単調な毎日しか知らない人々の日常の中に
魚や大きな海老、ウミガメ、ワイン、何よりフランス料理の神髄ともいれるものが次々と運び込まれ、それらを見たことのない姉妹や地元に人々にみられる戸惑いや様々な想い・・・
このシーンを見て、文明や文化というものが人々の心の中に生まれていくプロセスが見え、サービス業というものをより考えさせられた記憶があります。
私は、ホテルを経て今の仕事に携わっていますが、
今になって思うのは、ホテルはあらゆる意味で恵まれた環境だということ。
日本を代表するシティホテルだったということもありますが、多くのホテルは
街場のレストランと同等もしくはそれ以上の環境です。
しかし、ホテルが様々なコミニティツールを備えた複合施設だということもありますが、
いざ「食」にスポットをあてると、おかれた環境ほどの評価を得ていないことがほとんどです。
ホテルに携わってきた人間としては、これがとても残念で、
また限りない可能性があるだけに何とかしたいのです。
現代、食の分野に限らず言えることですが、私たちはディオニソス的熱狂、非日常的なハレの時間なしには生きていられないらしいと思うのです。
それ故に、その為の時間と空間をいかにエレガントに、そして多種多様に、高密度に作りだすか、
ということが文化の質に関わってくるようです。
そして料理はその一端を担う大切な要素なのです。
ホテルは、その文化を発信する場所になり得ること、リアルな夢の場所なのです。
ホテル再生は料理から!でも可能です。
ジャスティスプランニングは、地域に密着したコミニティホテルの再生を応援しています。
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【発行者】 ジャスティスプランニング
~ジャスティスプランニングは食事業を中心に
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株式会社 然
コンサルティング事業部 ジャスティスプランニング
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