le nez(鼻)は、数千種類の匂いを嗅ぎ分ける調香師の中で、
特に優れた才能をもつ人に与えられるフランスの称号で、世界中にわずか200~300人。
香水の本場、フランスでも数十人しかもっていません。
ゲラン社やシャネルなどブランドに身をおく「鼻=nez」は更に限られます。
トップノートからミドルノート、そしてラストノートまで、
優れた「鼻=nez」の条件は匂いに敏感なだけでなく、それを記憶し組み立てる能力に長けている必要があるのです。
その故、フランスでは優れた調香師は芸術家として認められ、「鼻」=「le nez」の称号は
イギリスの爵位(サー)に等しい最高の栄誉とされます。
※余談ですがお店で香水を選ぶときは、手の甲などにサンプルをつけて30分くらいおいた香り(ミドルノート)を確かめるようにしたほうが、その香水の特徴が解ります。
さて、「香り」をテーマに選んだのは理由があります。
私達の生活の中には、何かしらの香りが感じられますよネ?
雨の香り、土の香り、朝のお味噌汁の香り、魚を焼く匂い、洗濯物の香り、花の香り・・
香りの無い生活など、多分考えられないはずです。
普段は意識していないことが多いですが、匂いをかぐというのは、人が生活していく上で
とてもプリミティブな本能のように思えます。
サービス業においても、「匂い」はとても大切なポイントで
帝国ホテル大阪のようにフロントに香りを漂わせるなど、付加価値を高めるうえで欠かせないものとなっています。
アロマテラピーなどもそうですね。
そしてレストランなどのコンサルティングをする場合も、この「香り」はとても大事なポイントになります。
ある高級レストランと名高いお店に伺った際、ドアを開けた瞬間、百合の香りが広がりました。
それはとても綺麗なカサブランカのアレンジで、お店の色調やレイアウトにもぴったりあっていました。
でも・・・、レストランとしては失格です。
料理を楽しむレストランでは、フランスでさえ香水など香りの強いものは控えます。
そして百合は決して扱いません。(ブライダルとなると別ですが・・・)
何故なら、料理の魅力の一つには香りが欠かせないからです。
香ばしく焼きあがったパンの香り、こんがりとポワレされた魚、グラスから立ちのぼる魅惑的なワインの香り・・・
香水の香りや花の香りが強すぎると、せっかくの素晴らしい料理やワインが台無しになってしまうのです。
こういったことを理解していれば、たとえお花屋さんに知識がなくても
サービススタッフがアプローチできます。
結果、お客様の満足度を高めることにつながるのです。
扱いかた次第で、とても魅力的に、エレガントになる『香り』
ちょっと見直してみませんか?
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【発行者】 株式会社ジャスティス
JusticePlanning ジャスティスプランニング
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