There was an old man, a boy and a donkey.
~
あまりにも有名なイソップの寓話です。
日本語訳を抜粋します。
老人と子供がロバをひいて歩いていました。
それをみた人々は彼らを指差してこう言いました。
「どちらかがロバに乗ればよいのに、からのロバをひいているなんて馬鹿な
奴らだ」と。
そこで老人は子供をロバに乗せた。すると人々は指差して子供を非難しました。
「自分だけ楽をして老人にあるかせるなんて何て酷い子だ」。
今度は子供が降りて老人をロバに乗せると、人々は・・・
「子供に歩かせて大人だけ楽をするなんてひどい奴だ」。
そこで、老人と少年は、二人とも歩くことにしました。
今度は、すれ違った人たちが、ロバがいるのに二人が歩いているのを見て
バカにした。
彼らの言うことはもっともだと感じた2人は、二人ともロバに乗ることにした。
すると、すれ違った人たちは、こんな小さなロバに二人で乗るなんてと
非難しました・・・。
彼らの言うことはもっともだと感じた2人は、ろばを二人で担ぐことにしました。
この珍妙な姿を見て人々は何も言わずに笑い転げました。
橋に差し掛かった時、バランスを崩し、暴れたロバは棒ごと川に落ちて
溺れ死んでしまいました・・・・
当事者でもない人が勝手なことをいうのは昔も今も変わりありません。
それどころか当事者が声をあげにくいような事案では、当事者感覚とは
かけはなれた議論ばかりが周囲で拡大されています。
こういったケースは会社の会議でもよく見られますが、
リーダーや経営者がこれを放置したり容認してしまうと、
本当に問題がある場合、根本的な解決にならず、いずれ大きな破綻を招きます。
人の言うことにふりまわされるなというのも同様です。
一般的にさも良い話や提案を、しっかりと自分の経営方針や商品と
照らし合わせずに何でも取り入れてしまうケース。
これをリーダーが行ってしまうと、組織は機能しなくなり、
会社は形骸化してしまいます。
自分ひとりの考えなど、たかだか知れていますが、
必要な事は聞くべき事に耳を傾け、行うべき事を行い、
自己の判断と決断、そして客観的な見地を常に持ち合わせることです。
・・・・
と、紀元前から戒めとして語られてきました。
このお話が、日本に紹介されたのは文禄2年 1593年です。
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