常識は経営を左右する? | 株式会社然|食の専門コンサルティング
常識は経営を左右する? 2013.11.22

ある銀行の融資担当者と話をした時の事です。

その方は40代後半の方だったのですが、
興味深い話をしてくれました。

「ついさっき、ある会社の社長が融資依頼に来たのだけれど、
 シャツの裾を出したままでジーンズという格好。
 30歳を過ぎているんですよ?!
 格好が良いと思っているんだろうけれど、20代前半の若者じゃまだしも・・・ね。
 どこに来てると思っているんだろう・・・」

具体的な社名や名前は、もちろん出してはいませんが
この話から、一般常識にまで広がり2時間くらい話が続きました。

 

さて、ここでビジネスにとっての大きな問題。

「人は外見で判断をする」 ということです。

人を外見で判断するな!と言う言葉もありますが、
例外にならず確実に認められるには、ふさわしい外見であったほうが良いと言う事です。

世の中には、Tシャツにジーンズ、裸足に革靴など、様々なスタイルがあります。
好き嫌いは別にして、どんな格好をしようが、どんなデザインを用いようが、
それは人の自由です。

ですがコンサルティングの立場として、一つ質問です。

「自分自身の好きな事を貫きたいのか、企業として成功したいのか、どちらですか?」

これは、冒頭の銀行員の言葉を考えて頂ければ良いかと思います。

弊社の場合、スタッフは原則スーツです。
場合によっては、ジャケットにパンツ、またはカジュアルなスタイルにすることもあります。
ただ、どれはクライアントの事業性や伺う内容によって変化させます。

銀行など金融関係と折衝する場合は、絶対にスーツです。

ジーンズで対応しようが、スーツで対応しようが、
話す内容や価値には関係ありません。

ですが、相手は確実に対応を変えます。

 

個人にもビジネスにもイメージがあり、個人もビジネスもそのイメージを元に人から判断されがちです。

そして、その判断のほとんどは、実際の能力や専門知識、
あるいは商品やサービス内容を、消費者が公平に判断される前に下されてしまうのです。

こういったことは、結果として企業のコンセプトワークにも大きく影響するのです。
知らなかった・・・では済まなくなってしまいます。

マナー、常識、良識。
すべてに理由があることを、知っていたほうが便利です。

 

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