一円。
たった一円と考えるか、大切な一円として考えるか。
この思考は事業を運営する上で、大きな差を生むことになります。
ケチくさいぁと思われる方もいるかと思いますが、コピーを思い浮かべて欲しいのです。
裏紙を使いましょう!など、会社によって工夫をしている所もありますが、
この内訳を数値として認識している人は、実際に少ない。
コストは現場によって異なるでしょうが、モノクロコピーは3円/枚、
カラーコピーは30円/枚といったコストがかかっているかと思います。
この差、27円。
機械によっては、カラー設定にしたままモノクロの物を印刷すると
カラー印刷と同様のコストがかかります。
また印刷には、インクジェット、カラーコピー、レーザープリントなど
色々な種類と機種があり、これによって仕上がりは勿論、コストも大きく変わります。
さて、こういった事が積み重なれば如何でしょうか?
銀行は、一円でも収支が合わなければその日の仕事は終わりません。
また、軽自動車の雄、スズキの鈴木修氏は、
著書『俺は、中小企業のおやじ』で次のように書かれています。
「製造業は一円のコストダウンが生死を分ける」
仮にスズキの売上げが5兆円、利益1兆円とします。
この売上げを構築するのに、500万台の車を販売しているとしましょう。
そして、1台あたりの売上げは100万円で利益が5万円と仮定します。
さらに、1台の車は2万点の部品から構成されているとします。
すると1部品の利益は、わずか2円50銭です。
1部品のコストが1円高くなるとどうでしょう?
利益の60%が吹っ飛んでしまうことになるのです。
逆に1部品で1円コストダウンすることができれば、利益は60%増えることになります。
こういった事で、株式会社スズキでは「1部品につき、1円コストダウン」を
取組みとして行っているそうです。
製造業に限らず、コピーのようにコストが低くて目立ちはしないものの、
中小企業や個人事業においては、結果無駄を生じているものが結構あるのdす。
1円単位で考えられるか、考えることができないか。
実は、大きな成功要因になっていることが多いのです。
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