ファーストリテイリング会長兼社長の柳井正氏は、
以前、ある雑誌インタビューで次のように語っていました。
『(結果が出ない会社は)たぶんやりたいことだけをやっているんはないでしょうか。
お客様が欲しいと思う選択肢にまず入らないと売れない。
自分の好みに入り込むと売れなくなります』
これは、個人事業者や中小企業でよく見られますが、
似たケースでこんなマーケティング戦略を目にすることもあります。
いわゆるマーケティング理論を駆使し、顧客への調査・分析は定量的かつ定性的。
施策への展開も理論にのっとっています。
・・・でも、売れない。
何故でしょう。
それは、生の顧客の姿が感じられないから。
商品を買うかどうかを判断するのは顧客です。
実際の消費者とのやり取りを通じて、消費者の課題や隠れたニーズを
徹底的に考え抜いた末に、商品の価値は生み出されるのです。
それが顧客へのリサーチを主体に立てた商品企画は、多くの場合失敗します。
同様に、マーケティング理論や市場調査だけでは、マーケティング戦略は
立てられないのです。また、創造性やイノベーションが生み出されることもありません。
『サイエンスだけでは、マーケティング戦略は構築できない』
実際に、ビジネスの現場で戦略立案と実行に携わった方々、コンサルタントの方々は身を持って体験されているのではないでしょうか。
戦略が絵に描いた餅になる典型的なパターンです。
こういった事は、事業や企業に限らずそこかしこで起こっています。
独りよがりと言う言葉は言い過ぎかもしれませんが、
顧客へ目を向けない料理人、音楽家、美容師、法律家など、
彼らが何を求めるのかによっても異なりますが、ビジネスとして見るならば
もう少し消費者の立場や状態に目を向けるべきでしょう。
100%とは言いませんが、
やりたい事だけをしていては、ビジネスは非常に成立しにくいのが実状なのです。
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