先日、「舞台の鬼」とも言われた世界のニナガワ、蜷川幸雄氏が亡くなられました。
蜷川氏と言えば、現代劇はもちろん、古典・近代と幅広く多岐にわたり、
鮮烈なヴィジュアルイメージで観客を劇世界に惹き込むことを得意としていらっしゃいました。
中でも、シェイクスピアの舞台で
同じ演目で表現のスタイルを毎日変えたものは大きな話題を呼びました。
さて脚本、台本、戯曲…。
なんという言い方をしてもいいのですが、それが舞台であれテレビであれ、
芝居をするためにはその元となるセリフが書かれた本が必要です。
これが演劇の場合、台本と呼ばれることが多いのですが、
すべてひっくるめて、今回のブログでは「脚本」と呼ぶことにします。
ただし、これからお話しする内容は決して演劇に限った話ではありませんので
ご自分のお店やテナントブース、売場のイメージと合わせて頂ければと思います。
脚本を書いていらっしゃる方々は、沢山いらっしゃいますが、
意外に感覚で書いている方が多いのです。
「これはおもしろいね」
「こうすればもっと泣けるはず」
こういうのはすべて感覚ですよね?
ただお客様あっての評価ですから、
・作家がおもしろいと思って書いた。 → お客様にもウケた。
=才能がある
・脚本家がおもしろいと思って書いた。 → お客様にはウケなかった。
=才能がない
と考えられてしまいがちですが
決してそうではありません。
才能は経験で十二分にカバーできるのです。
ただし、しっかりと考えることで・・・
では、しっかりと考える!とはどうすればよいのでしょうか?
勉強の基本は、トライ&エラーの連続ですが、
考えていなければ意味がありません。
ある売場でこういった事がありました。
1週間単位でのイベントを行うことになり、売場マネージャーから現場へこのような指示がでました。
『今回は、○○産のイベントを1週間行います。 中でも「玉ねぎ」が目玉です。
栽培や収穫にもこだわった飛びっきりの玉ねぎを用意したので、ディスプレイも含めしっかり販売していきましょう!』
さて、売場のリーダーはコーナーをしっかりと作り、中央部には目玉の玉ねぎも陳列されています。
でも3日目、出社してきたマネージャーが雷を落としました。
何故?
理由は、曜日によって売場の客層や来店数は大きく異なり、天気にも大きく左右される中、
そういった要素を無視して、同じような陳列を続けていたから。
前述の蜷川氏の毎日演出を変えた舞台ですが、
同じことだと思います。
売場自体に変化はなくても、時間帯、天気によってお客様が変われば
合わせたほうが、ずっと売上も伸びるであろうことは明白です。
それを、言われた通り?に何も考えず、工夫もしないのは単なる機械的な作業でしかなく
もはや仕事ではありません。
いわゆる『機械損失』と呼ばれる典型的な例です。
大切な事は、
「その脚本の全体を通してお客さんに伝えたいこと」という事です。
自分はお客さんに何を見せたいのか。
何を伝えたいのか。
これを明確にしておくことは、脚本を書く上で一番最初にやらなくてはならない、最も重要なことです。
しかし、意外にも多くの人が、これを明確に定めることなくなんとなくシーンを書き始めます。
何も考えずに売場を作ることと同じです。
しっかり考えることは、
結果、お客様に喜ばれ=売上もあがり=スタッフの満足度も上がることにつながります。
ハッピーエンドを目指して、そのお店ならではの脚本をしっかりと考えましょう。
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