大企業はともかく、中小企業の場合、
実は、「ある一人の人材」が大きな影響力を持ったり、実績を叩きだしているケースは、
結構あります。
多くの場合、こういった人材はトップであったり、リーダーであることが多いのですが、
結果として、こういった人材は中々現場を離れることができない状況になります。
この状態で、業績が上がるとどうなるでしょう?
また同じような人材を増やすような形を選択し、その誰かがいないと成立しない!
といった窮地に追い込まれることになってしまうのです。
優れたトップやリーダーが、自分の抱えている業務を肩代わりしてくれるといった意味で、
「優秀な人材」を望んでいるとしたら、それは大きく間違った考えです。
中小企業で考えるべきことは、「人」にスポットをあてるのではなく、
「仕組み」にスポットをあてることです。
成長する仕組みが構築されていなければ、業績はいつか頭打ちになりますし、
優秀な人が離れる原因にもつながるのです。
リオオリンピックの男子400mリレーを覚えていらっしゃる方も多いかと思います。
短距離の世界では、日本は残念ながら個々の実力では世界に及びません。
しかし、連携という組織プレイにおいて、
日本は素晴らしい結果を残しました。
個の能力に焦点をおくのではなく、バトンワークという仕組みを徹底的に磨き上げた結果です。
人という個に意識を向けるのではなく、人をある方向に向かわせるのが仕組みの働きです。
人が間違った方向に向かっているのであれば、考えるべきことは、仕組みを修正、作ることです。
ミスが起こるのは、ミスが生むような仕組みになっている可能性も高い。
人材を求めるのではなく、仕組みを構築するという意識を
しっかり持つことがリーダーや経営者は必要です。
その上で、優秀な人がいれば素晴らしいことですね。
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