『結果を見据えて過程を創る』
日頃からチーム全体の標語でもあるのですが、
あらゆる事に対して、徹底して意識していることでもあります。
ところで、どんなビジネスにおいても目指すものがあると思うのですが、
何から始めるのか?と問われると、当然のことがながら明確な目標を設定することからスタートすべきです。
この、「明確な」というところがポイントなのですが、
目標を設定する手法は色々あるのですが、その一つにSMARTという方法があります。
◇Specific ~ 具体的な目標を設定する
◇Measurable ~ 計測可能な目標値を設定する
◇Achievable ~ 達成可能な目標値にする
◇Reasonable ~ 根拠に基づいた目標を設定する
◇time-oriented ~ 時間軸を明確にした目標設定にする
それぞれ5項目の頭文字をとって目標設定をしましょう!というものです。
それでは、具体的にどういうものか少しだけ見て行きましょう。
1.具体的=Specificな目標設定
目標は具体的であることが重要なのですが、
これが実際に検証していくと、意外にあいまいになっているケースがよくあるのです。
多いケースが、想いが強すぎてイメージ的な大枠になり過ぎているケース。
目標が抽象的になり過ぎると、過程を創ることが非常に難しくなり、全く見当違いになることもあるのです。
目標を具体的にする場合には、ポイントがいくつか出てくるはずなので、
そういったキーポイントの事例などを共通認識としておくと、修正もしやすくなります。
2.計測可能=Measurableな目標値を設定
速さが正確さにつながる!というのは、ジャンルを問わず共通していますが、
ビジネスの場合においても同様で、仮説を立てながら検証を重ねることで修正を行い、
目標に向けての精度をあげていくことが、速さ=正確というものにつながります。
そしてビジネスの場合、検証の尺度を明確にすることが大切です。
例えば、イベントをした際、売上目標などはあって当然ですが、
単に、「今日はとても忙しかった」であったり、「いや、今日は皆頑張った!明日はもっと頑張ろう」というものではなく、
「仮説では50万の売上想定だったが、実際には44万だった」という場合には、不足している6万を補う方法を
考えるべきですし、
「仮説では50万の売上想定が、実際には57万だった」という場合には、単に喜んで終わるのではなく、
継続して結果を求めながら、目標を上方修正するための一手を打つべきです。
といった、検証において、誰もが計測できる数値を掲げておくことが大切なのです。
3.達成可能な=Achievable目標値
これは誤解を受けやすいのですが、絶対に達成できる安易な目標を!
というものではありません。
矛盾しているかもしれませんが、一見、非現実的な目標だとしても、
「どのようにすれば達成できるか?」というようなロジックを組み立て、
『達成可能かも!?」という具合になるケースもあるのです。
ただ、どう考えても非現実的な目標は意味がありません。
例えばニッチな新規産業において、年間5千万の売上目標を、人員も予算も全く増やすことなく、
来期は3億!と根性論で言われるようなケースです。
もちろん、精神的な強さはビジネスにおいて重要ではありますが、
根拠のない目標設定は、モチベーションが下がるだけです。
ですので、『達成可能な』というのは、状況や期待もふくめ、
『達成不可能ではない』目標値であることが望ましいと思っています。
さて、3つについて掘り下げてみましたが如何でしょうか?
実際、現場においては具体性のない目標を、個人レベルでも掲げているケースは沢山あります。
単に
『今期末までに、3000万の売上を目指します!』
といった内容と、
『下半期は、上半期の倍の売上を目指し、今期中に3,000万の売上にします。
昨年の実績を踏まえると、オーガニック市場自体が15%以上の伸びがありますし、
供給できる商品自体増え、既存の生産者レベルも格段にあがっています。
上半期終了までに、1,000万の売上を達成し、
需要が伸びている既存顧客の掘り起こしを重点的に行うと同時に、
新規顧客の開拓で3割をクリアできれば、下半期で十分に2,000万近くの売上構築は可能、
つまり年間3,000万の売上は十分達成可能範囲です』
と言った内容を比べてみて如何でしょうか?
自分自身も検証がしやすく、次への行動もおこしやすくなりますし、
組織の中においても、上司や同僚とも共通認識が持ちやすくなります。
4と5の掘り下げは、あえて割愛しました。
皆さん自身の現状にあてはめて、明確な目標を設定してみましょう!
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