「タイトルの「有備無患」は、「備え有れば患い無し」
「書経」という中国の古典に書かれている言葉です。
「書経」は君主などの訓告が主に書かれた書で、「備えあれば憂いなし」の言葉は時の宰相の言葉とされています。
「備えあれば憂いなし」の原文は「有備無患」で、宰相が王に進言する会話の場面にでてくる言葉で、もともとは国の治め方についての進言の言葉でした。
私達は、「準備が大切」であると誰もが知ってはいるはずです。
ですが、「準備が全て」だと知っている人、実践している人はそれほど多くありません。
段取り八分という言葉もあります。
さて、この季節は新社会人の皆さんがいよいよ社会で実践の場を迎える季節です。
よくあることなのですが、入社当初は簡単な仕事を与えられることが多く、
一つ一つのゴールをきちんと理解出来ていれば、上記の「段取り」はさほど必要ありません。
が、
次第に時間のかかる仕事や、作業が多く複雑な仕事が与えらるようになると、す、急に納期が守れなくなったり、ミスや見落としが増えてしまう人がいます。
これは、仕事を細分化して時間を見積もるといった「段取り」が出来ていないケース。
そして、仕事は一つではありません。
「この仕事が完成するまで、次の仕事を待って欲しい」というのは無理な事です。たいていの場合、同時並行のような状態で指示が重なったり、仕事の依頼が重なったりすることは、ごく普通にあることです。
一つ一つの仕事であれば対応できるのに、同時並行になると出来なくなるケースは、スケジュールの組立が出来ていなかったり、クライアントなど依頼者とのコミニケーションが上手く行っていなかったりなど、やはり「段取り」が出来ていないことが多々あります。
さらに、こういったケースもあります。
実際に働いている人に話を聞いていると、「どれも重要で緊急度が高い時はどうすればいいのでしょうか」という質問です。
詳しく聞いてみると、たしかに全部重要で、しかも緊急・・・・・
さらに、詳しく聞いてみると、そもそもの段取りが出来ていないのです。
基本的に段取りは、差し迫った場面が起こらないようにするためのものです。
うまく段取りがつけられれば、優先順位で悩むことは限りなく少なくなります。
仕事や依頼は、まず受け取る段階で「段取り」をすることです。
理由は3つ。
①「実行可能かどうかの判断」
仕事の内容を把握し時間を見積もると、期限に間に合わない!
といったケースもあります。
後になってから「間に合いません」は迷惑この上ありません。
②「不明点を明らかにしておく」
段取り段階でも多くの事をチェックしておくことはできます。
早めにチェックする事で、クライントや依頼者との間で明確にしておけば
スムーズに進むはずです。
③常に余裕をもっておく
段取りをしっかりしておけば、スケジュールの把握もでき、
次の仕事や依頼が来ても余裕をもって対処することができます。
すべては、 「有備無患 」
「幸運の女神は、準備ができている者に微笑む」のですから!
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