第4次産業革命と言われる現在、
人工知能の性能が全人類の知性の総和を越える時点”である「シンギュラリティ」、
正確には技術的特異点(Technological Singularity)
すなわち人工知能(AI)の知性(性能)が地球上の全人類の知性を超える時点、 はそう遠くない未来だと言われています。
この人工知能の始まりとなった、いわゆるテクノロジーが大きく世の中を変えたのは18世紀にイギリスで始まった「産業革命」です。
業種の側面から言えば、産業革命は繊維業界から始まりました。
ジョン・ケイの飛び杼(1733年)、ジェームス・ハーグリーブスのジェニー紡績機(1769年)、リチャード・アークライトの水力紡績機(1769年)、サミュエル・クロンプトンのミュール紡績機(1779年)などが代表的な発明品として産業革命の礎となりました。
また蒸気機関も世界で最初の実用的な蒸気機関は、トマス・ニューコメンが1712年に完成させました。
炭鉱に貯まった地下水や雨水を排出するためのポンプとして利用されたのです。
これらの新たな発明によって、今まであり得なかったくらい大きな価値が生み出されました。
同時に社会の変化によって苦境に陥った人々も多かったことも事実です。
実際、産業革命にともなう機械の普及により、失業のおそれを感じた手工業者・労働者が
機械や工場を次々と破壊する運動がありました。これらは「ラッダイト運動」と言われています。
そして現代。
AIによって人間の仕事が奪われる! 開発をやめさせ、使わないようにしよう!、という人達が様々な運動をしていますが、
これはかつてのラッダイト運動になぞらえ、ネオ・ラッダイトと呼ばれています。
過去の産業革命においてもそうですが、
現代のAIの活用でも、最初は破壊される産業とかがあるかもしれません。
ですが、考え方によるかもしれませんが、必ず一般の人にも新たな恩恵がやってくるのです。
It is not the strongest of the species that survives,
nor the most intelligent that survives.
It is the one that is most adaptable to change.
歴史を振り返れば、人は学びながら文明や文化を発展させてきました。
それはある意味で、人が他の生物よりも、より変化に対応する柔軟な思考と行動をしてきたからでしょう。
移民の問題もままならず、日本では少子高齢化が進み、
後20年もすれば、人口は8,000万人を切り、その半分は60歳以上となります。
このままでは深刻な労働力不足というより、国の財政自体もなりたたなくなるでしょう。
だからこそ、AIによって人間の仕事が奪われると考えるのではなく、テクノロジーが新しい仕事をもたらすと考える方が
未来が開けます。
AIを含めたテクノロジーは失業を生み出すものではなく、例えば労働力不足を補うものとして歓迎すれば良いでしょう。
一方、人はどうすれば良いのか?
AIを含めたテクノロジーの享受を受けながら、今後止まらないであろうテクノロジーの進化に対して、
人がすべきことは、AI 人口知能に負けない人間になれば良いだけの事です。
それは人間にしかできない能力を磨くことです。
歴史、文化、芸術、宗教、心理学、哲学、などなど、教養を高めること、
前回にも記述しましたが、「リベラルアーツ」を養うことに他なりません。
いつの日か、技術的特異点(Technological Singularity)人工知能(AI)の知性(性能)が地球上の全人類の知性を超える時点が訪れるかもしれません。
ですが、いくら人工知能が指数関数的に高性能化しても、最先端の微細加工技術であるナノテクノロジーを最大限に活用して実現される知能が生身の人間の頭脳の1兆倍の1兆倍も有能であると見積もられていたとしても、感性、感情といった人間ならではの特徴は、
いましばらく人だけが持つ優位性であると思います。
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