アート、デザインなど、経営やマネージメントにおいて、最近この種の言葉(アートやデザイン)を良く聴きます。
ただ多くの場合、これらの言葉は似たような感覚で使われていることが多いようです。
実際には、デザインは「理論で導き出せるもの(数値化できる)」ものである場合が多く、
アートは「感覚的に引き付けられるもの(数値化できない)」ものである場合が多いはずにも関わらずです。
そして現代は、後者のアート的な考え方が支持されるケースが多いようです。
しかしながら、トップクラスのアーティストの場合、
絵画であるならば、基本的なデッサン力は素晴らしく高く、音楽であるならばクラッシックの楽理を理解し高いレベルで演奏できるなど、ちゃんと基本を抑えていることが多いのです。
この基本を抑えているからこそ、応用ができるのですけれど、現代では基本を無視した感覚的なものが支持されやすくなっています。
さて、社会において評価される人はどんな人でしょうか?
それは「結果を出している」人です。
そして、その結果が評価する側にとっても評価される側にとっても、認識のズレのない評価、
すなわち数値化されたものであることが、世界共通の認識です。
例えば、店頭における商品販売において、
「先月に比べて今月の売れ行きはあまり良くない気がする・・・」
「今週は先月に比べて、商品が何となく売れ残っているな・・・」
このような何となくの感覚で対応していると、変化に気付くのはもちろん、
対応は後手になってしまうことでしょう。
結果として、とてもつもなく大きな機会損失を生み出すことにもなってしまいます。
このケースの問題点を探っていくと、面白いほど共通しています。
例えば、予算はある程度の組織であれば存在すると思いますが、前述した「何となくの対応」をしている
経営者やマネージャーに限って、「目標に対する行動量が少なく」、「目標を達成させるための手段が不明確」になっています。
成功事例を取り上げられることが多いですが、有名な人ほど、驚くほどの量をこなし、
圧倒的に多くの失敗もしています。
また著名なスポーツ選手でも、日々の努力を怠っている人はほぼいません。
誰よりも「数」をこなしているのです。
そして「行動量」の多さは、「目標を達成させるための手段」の明確さに比例します。
KPI(Key performance Indication)=目標を達成するための数値化されて指標)があります。
例えば、目的が「英語を話せること」だとした場合、このままではあまりに漠然としています。
これを、「(英語を話せるために)英単語を一日10個ずつ覚える」であったり、
「(英語を話せるために)オンラインレッスンを週3回受講する」になると、「英語を話せること」のための目標が明確になります。
単語数や受講回数など、ここにも数値が入っていることがお分かりでしょうか。
KPIは数値化されていないと意味がないのです。 何故ならば、正しく数値化されることで、誰が見てもズレがなく明らかになるからです。
要は、「目的」に対して、誰が見てもズレがなく明らかなレベルまで「KPIに分解できていること」が
目標設定においてはとても大切なのです。
これが明らかになるからこそ、目標達成のための行動量も増やすことが出来ます。
「数値に向き合う」と言ったことをお話しすると、多くの人が予算であったり実績に向き合うことを優先し、
目的に対しての内容や行動の数値化が出来ていないケースがとても多いのです。
基盤がしっかりしていなければ、明確なゴールにはたどり着けません。
その為には、日々数値と如何に向き合うか!が自分にとっても組織にとっても分かりやすく明確になるのです。
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