わ行

ワークデザイン法

Work Design

アメリカのジェラルド・ナドラー博士によって1959年に発表された、IE(Industrial Engineering)技法・問題解決技法の一つです。

さまざまな問題解決を図る際に効果的に改善・改革を行うための方法論であり、機能展開と理想システムをキーワードとします。

問題解決技法の代表的な手法であるQCやIEによる問題解決技法が、分析的アプローチによる問題解決技法であるのに対して、ワークデザイン法は、本来果たしたかった目的は何だったのか、という目的を再定義するところから始め、再定義した目的を果たす新たな仕組み(システム)を構築することによって、問題の解決を図っていく演繹的発想法です。

また、システムの案を考える際に、現状の枠組み・制約をはずして自由に発想し、現状の枠組み・制約を外したところからスタートして、現実的なシステムへと集約してく発想を行うので、現状を大きく変革する、革新的なシステムを設計しやすくします。これが、ワークデザイン技法が、企業のリエンジニアリング等に大いに役に立つ、といわれる理由となっています。

ワーク・メジャメント/WM

Work Measurement

「時間」はコストの発生要因として、ワークシステムの達成目標として、また計画・スケジュールの基本的要素として、きわめて重要な「測定原器」です。

ワーク・メジャメント(WM)は、この「時間」を総合的に活用、適用する技術体系です。

原価設定においては、作業者の投入時間(工数)と設備の投入時間の正確な予測が必要とされます。

実績原価の把握においては、実績投入時間の正確な把握が必要です。操業度計画においては、予想される負荷を、時間の単位に換算して、持ち工数(作業者)、持ち時間(設備)との差異を確認して、負荷と能力の差異の対策立案を作成かつ、実施します。

生産性の測定、評価においては基準時間(標準時間)に対する投入時間の比率(パフォーマンス)を測定します。

一般的には、まず有るべき姿の「標準時間」を設定し、その達成度をパフォーマンスで評価します(現状の実力値)。

このパフォーマンスを向上する数々のアクションを通じ、生産性の向上と、原価の低減を目指します。

一方、パフォーマンスで評価された「現状の実力値」に基づいて、操業計画、生産計画、単価設定等を行うこととなります。

ワン・ツー・ワン・マーケティング

One to One Marketing

従来のマーケティングは、いわゆるマス・マーケティングといわれ、ある程度セグメンテーション化された中で顧客ニーズに合ったものとはいえ、最大公約数的な意味合いがありました。予め顧客層のターゲットを絞ってから製品を展開し、この顧客層が寄り多く存在する場所に対して販売促進をかけるのです。

これに対し、ワン・ツー・ワン・マーケティングとは、顧客一人ひとりとコミュニケーションを繰り返し、個別仕様のサービスを提供するもので、「リピート購入」「上位の商品購入」「新規顧客紹介」の行動をとるように働きかけるマーケティング手法です。この手法は、顧客の識別を行うのに有効なデータベースが存在して初めて実現できるのです。

これは、EC(電子商取引)の世界では企業が電子メールや顧客専用ホームページの提供によって、顧客との間に直接的な関係を確立することができることから、商品を提供する前に顧客のニーズをキャッチすることが可能となり、顧客ごとに最適な商品提案を行うことが可能となってきたことも一因といえます。

デルコンピュータやアマゾンドットコムはまさに顧客関係重視による成功事例といえるでしょう。

株式会社然